多摩川競艇の特徴・予想方法を完全網羅！概要・傾向・データまとめ

今回ご紹介するのは『多摩川競艇の特徴や予想方法』について。

多摩川競艇といえば、全国のボートレース場(24会場)の中で最も静水面として知られています。

つまり、コースや選手の特徴を押さえておけば勝率アップが臨める競艇場だということ。

そこで、本記事では多摩川競艇の特徴やデータを用いた予想方法を徹底解説していきます。

多摩川競艇について知りたい方や勝率を上げたい方にとって必ず有益な記事ですので、是非最後までご覧ください。

この記事で分かること

• 多摩川競艇の基本的な情報
• 多摩川競艇の水面・コースの特徴
• 多摩川競艇のデータから分かる特徴
• 多摩川競艇のその他の特徴
• 多摩川競艇の予想のコツ・攻略法
• 多摩川競艇のよくある質問

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多摩川競艇とは？概要を詳しく解説！

まず最初にご紹介するのは多摩川競艇の概要について。

以下では基本的な情報や売上推移、開催スケジュールをご紹介していきます。

多摩川競艇の概要

東京都府中市に拠点を置く多摩川競艇場。

都心からのアクセスは非常によく、連日多くの競艇ファンで賑わっています。

そして、多摩川競艇は全国のボートレース場屈指のグルメ天国としても有名です。

お客さんの中には、名物の牛炊を求めて来場する方もいるのだとか。

皆様も美味しい料理を味わいながら迫力あるレースをご覧になってみてください。

多摩川競艇の売上推移

以下の表は、直近10年間の多摩川競艇の売上推移の一覧です。

出典：ボートレース多摩川公式

着々と売上が増加しており、2023年には過去最高売上である900億円を達成しました。

これは全国24会場の中でも12番目に位置しており、人気さが伺えます。

各競艇場の売上に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

多摩川競艇の開催スケジュール

続いてご紹介するのは、多摩川競艇の7月以降の開催スケジュールです。

出典：ボートレース多摩川公式

現在、ボートレース多摩川公式サイトで公開されているレースは上記の通り。

開催されるレースはいずれも一般レースとなっています。

一般レースは選手の実力差が激しいが故に、多摩川競艇でもこれまでに数々の高配当レースが生まれてきました。

そのようなレースでも的中させるために、以下でご紹介する特徴や予想方法を必ず押さえておきましょう。

多摩川競艇の特徴①：水面・コース

本項では多摩川競艇の水面やコースに関する特徴をご紹介していきます。

こちらでは特徴を一覧にしてまとめましたが、以下で詳しくご紹介します。

予想をする上での大前提の話になりますので、必ず押さえておきましょう。

多摩川競艇の水質は『淡水』

競艇の水質には以下の3種類があります。

• 塩分を含まない【淡水】
• 海の水源を利用した【海水】
• 淡水と海水の混ざった【汽水】

そして、多摩川競艇の水質は『淡水』。

他の水質に比べて淡水は水面が穏やかであり、実際に多摩川競艇も日本一の静水面と呼ばれています。

ちなみに淡水の特徴は「浮力が小さい」「水質が硬い」ということ。

この特徴を考慮すると、体重の軽い選手や性能の良いモーターが活躍するということになります。

多摩川競艇は気圧が低い

多摩川競艇は気圧が低いという特徴があります。

なぜなら、標高約40mもの場所に会場があるから。

他の関東地区の競艇場と比べても常に気圧は4hPa(ヘクトパスカル)程度も低くなっています。

気圧が低いとモーターの出足が悪くなってしまうので、スタートにミスが起こってしまう恐れが…。

そのため、毎レースで選手のスタートタイミングを見定めるのが良いでしょう。

多摩川競艇は風の影響がほとんどない

出典：Googleマップ

多摩川競艇は風の影響をほとんど受けません。

その理由は競艇場を囲むように防風林が植えられているから。

上記の画像はスタンド反対側の道路から撮影した多摩川競艇ですが、防風林の他にも壁が設置してあることが分かります。

これにより、水面が荒れることがないので基本的には定石通りの予想をするのが良いでしょう。

ただ、風速5m以上は荒れる可能性があるため、その際は要注意です。

多摩川競艇の特徴②：傾向・データ

続いて本項では、多摩川競艇の傾向やデータの特徴をご紹介していきます。

データから見る特徴を押さえておくことで、どれほど難しいレースでも展開の想像が容易になるでしょう。

ちなみに今回ご紹介するデータは以下の通り。

• 枠なり進入率
• コース別成績
• 決まり手別成績
• 出目データ
• モーター成績
• 選手別通算成績データ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

データ①：枠なり進入率

まず最初に見ていくデータは『枠なり進入率』です。

集計期間：2024年4月1日〜2024年6月30日

出典：ボートレース多摩川公式

多摩川競艇の枠なり進入率は全国平均よりも高いことが分かります。

例えば、1号艇1コースの取得率が全国平均98.7%に対して多摩川競艇は99.6%。

これは、多摩川競艇のコース特性に理由があります。

 

出典：ボートレース多摩川公式

出走ピットと第2ターンマークの距離がわずか89mで、他の競艇場と比べても近くなっています。

つまり、前付けするには距離が短すぎるのです。

もし前付けした場合、助走距離が短くなってしまうのでスタートが難しく、フライングや出遅れとなる可能性が非常に高いでしょう。

そのため、基本的には枠なりで予想をしましょう。

データ②：コース別成績

ご紹介するデータ2つ目は『コース別成績』です。

集計期間：2023年7月1日〜2024年6月30日

出典：艇国データバンク

多摩川競艇のコース毎の勝率は全国平均とほとんど変わりません。

どのコースも格段に高い・低いという箇所は見られないため、基本的にはインコースが有利という定石通りの考えでいて良いでしょう。

データ③：決まり手別成績

3つ目にご紹介するのは『決まり手別成績』です。

集計期間：2023年7月1日〜2024年6月30日

出典：艇国データバンク

1号艇の逃げ率が高いのは言うまでのありません。

注目すべきは6コースの差し率が高いということでしょう。

差しが決まりやすいのはモーターの出足が良い時。

つまり、6コースだからといって安易に舟券から外すのはかえってリスクがあります。

6コースから出走する艇のモーターの出足を確認した上で予想を構築するようにしましょう。

データ④：出目データ

続いて見ていくのは『出目データ』です。

集計期間：2023年7月1日〜2024年6月30日

出典：艇国データバンク

多摩川競艇の出目データで気になるところは3号艇の少なさ。

10点の買い目のうち、3号艇が含まれているのは5つのみです。

競艇はインコースになるほど有利な競技ですが、3号艇にはあまり期待を置かなくても良さそうです。

続いては万舟出目ランキングを見ていきます。

集計期間：2023年7月1日〜2024年6月30日

出典：艇国データバンク

定石通り、アウトコースが舟券に絡むと万舟券の確率が高くなります。

特に5号艇が好走を見せる場合は的中難易度が低く、高確率で万舟を獲得することができるでしょう。

データ⑤：モーター成績

5つ目は『モーター成績』を見ていきましょう。

集計期間：2024年4月14日〜2024年7月14日

出典：艇国データバンク

多摩川競艇のエースモーターは2024年7月時点で32番となっています。

ただ、32番のモーターに信頼を起き過ぎないように注意してください。

確かに32番は勝率・1着率は優れていますが、3連対率を見ると51番が最も高成績を収めています。

つまり上位モーターはどれも性能にほとんど差がないため、32番に限らず上位モーターをすべて押さえておくようにしましょう。

データ⑥：選手別通算成績データ

最後に見ていくデータは『選手別通算成績データ』です。

今回は以下3つのデータを見ていきましょう。

• 1着数
• 勝率
• 優勝回数

まず最初に見ていくのは『1着数』です。

出典：艇国データバンク

※集計期間：1997年5月1日〜2024年7月

※赤文字は引退済み選手

1着数が最も多い選手は「濱野谷憲吾」選手でした。

濱野谷憲吾選手は東京支部に所属するトップボートレーサー。

今もなお現役で活躍している選手になるため、必ず押さえておきましょう。

続いて見ていくのは『勝率』です。

出典：艇国データバンク

※集計期間：1997年5月1日〜2024年7月

※同率の場合は着順点が多い方が上位

※赤文字は引退済み選手

勝率が最も高い選手はすでに引退をしてしまった「植木通彦」選手。

そして、現役で活動しているトップボートレーサーは「瓜生正義」選手です。

瓜生正義選手はこれまでに数々のレースを制覇しており、舟券に絡むのは当たり前とも思える存在といっても過言ではありません。

続いて、最後にご紹介するのは『優勝回数』です。

出典：艇国データバンク

※集計期間：1997年5月1日〜2024年7月

優勝回数が最も多い選手は先ほどご紹介した濱野谷憲吾選手です。

優勝戦でもしっかりと戦略通りの展開を繰り広げられる選手なので、優勝戦でも安心して軸選択することができるでしょう。

多摩川競艇の特徴③：その他の特徴

上記では水面やコース、データから分かる多摩川競艇の特徴をご紹介してきました。

続いて本項でご紹介するのはその他予想に役立つ特徴についてです。

今回ピックアップした特徴は以下の通り。

• 多摩川競艇の3連単の配当分布
• 多摩川競艇の企画レース
• 多摩川競艇のオリジナル展示データ
• 多摩川競艇のモーター入れ替え時期

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

多摩川競艇の3連単の配当分布

以下の表は多摩川競艇の3連単の配当分布です。

出典：艇国データバンク

※集計期間：2023年7月1日〜2024年6月30日

表を見て分かる通り、多摩川競艇は鉄板〜中穴で決着する場合がほとんどです。

つまり出目データと掛け合わせると1号艇の信頼度合いによって狙い方を変えるのがおすすめと言えるでしょう。

1号艇が強い場合は鉄板狙い、不安要素が少しでもある場合は中穴狙いに切り替えてみてください。

多摩川競艇の企画レース

全国24箇所ある競艇場には、企画レースというものが存在します。

企画レースとは、事前に条件を設けてお客様に当てやすくするためのレースのこと。

多摩川競艇には以下の企画レースは設けられています。

• まつりだone：原則A級選手2名とB級選手4名で構成

鉄板〜中穴で決着する、且つインコースの勝率が高い多摩川競艇。

つまり、本企画レースはインコースで決着する可能性がかなり高いでしょう。

A級選手を軸にイン4艇で予想を構築してみてください。

多摩川競艇のオリジナル展示データ

多摩川競艇では、オリジナルの展示データを3種類見ることができます。

オリジナル展示データとは、全国で行われている通常の展示タイム以外に計測されるタイムのことです。

多摩川競艇で見られるオリジナル展示データは以下の通り。

• 1周タイム
• まわり足タイム
• 直線タイム

これらのタイムを総合的に見比べることで、どの選手が好走をするのか判断することができます。

また、モーターの性能を知ることもできるため、レース展開も予測することができるでしょう。

多摩川競艇のモーター入れ替え時期

ボートレースで使用されるモーターは使用期間が設けられており、基本的には1年間です。

1年が経つと、全てのモーターやペラは新品に変更され、モーター成績は全て一新されます。

そのため、交換後はデータがまったくない状態での予想となるため、初心者は手を出さないのが吉でしょう。

ちなみに多摩川競艇では例年4月頃を目処の交換となっています。

多摩川競艇の予想のコツ・攻略法3選

ここまで多摩川競艇の特徴を3つのパートに分けてご紹介してきました。

そこで、その特徴から読み取った予想のコツ・攻略法を3つご紹介していきます。

今回ピックアップしたのは以下の通り。

予想のコツ・攻略法3選

• 予想のコツ①：予想の基本を忠実に行なう
• 予想のコツ②：高配当を狙うなら『女子戦』
• 予想のコツ③：競艇プロの買い方を参考にする

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それぞれの予想のコツを詳しく見ていきましょう。

予想のコツ①：予想の基本を忠実に行なう

予想のコツ1つ目は『予想の基本を忠実に行なう』ということです。

一般的に言う予想の基本とは以下の通り。

1. 選手の階級
2. 選手の勝率・成績
3. 選手の平均ST
4. 選手が使用するモーター

上述したように、多摩川競艇は「選手の実力が発揮されやすい」「定石通りの展開が出やすい」といった特徴があります。

つまり、基本的な情報を押さえておくだけでも十分に予想を構築することが可能です。

実際に行われたレースを見てみましょう。

出典：ボートレース公式

出走表を見てみると、以下の特徴が分かります。

1. 1号艇の成績は満遍なく高成績を叩き出している
2. 2号艇の平均ST・当地勝率が最も優れている
3. 3号艇のモーター性能が高く、今節成績も申し分ない

このように基本的な情報をみるだけで的中させることが可能です。

実際に本レースは『1-2-3』で決着がつきました。

予想をする上で競艇のセオリーを押さえておくことは肝心なので、不安な方は以下の記事をみて押さえておくようにしましょう。

予想のコツ②：高配当を狙うなら『女子戦』

2つ目にご紹介する予想のコツは『高配当を狙うなら「女子戦」』だということ。

皆さんは女子戦が荒れやすいと聞いたことがありますか？

その話は事実であり、実際に過去最高配当が生まれたのも女子戦です。

そして、多摩川競艇は女子戦が多く開催されているのも特徴の1つ。

つまり鉄板から中穴がほとんどの多摩川競艇において、高配当を狙いたいのであれば女子戦一択でしょう。

ただ、女子戦は予想の難易度が非常に高く、高配当レースとなれば尚更です。

女子戦の予想の仕方を完璧にしたいという方は、以下の記事にて詳しく掲載しているので是非参考にしてみてください。

予想のコツ③：競艇プロの買い方を参考にする

最後にご紹介する予想のコツは『競艇プロの買い方を参考にする』ということです。

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多摩川競艇でよくある質問

【電車でのアクセス】

出典：ボートレース多摩川

多摩川競艇に電車で行く場合、最寄り駅は競艇場前・多磨霊園・府中本町の3箇所があります。

徒歩ですぐに行きたいという方は徒歩3分で多摩川競艇場に着く競艇場前駅がおすすめです。

【自動車でのアクセス】

出典：ボートレース多摩川

多摩川競艇には駐車場が併設されています。

全部で約330台の駐車が可能となっています。

ただ、重賞レースなどの際は混雑が考えられますので、可能な限り公共交通機関で行くことをおすすめします。

【無料送迎バスでのアクセス】

出典：ボートレース多摩川

府中本町駅と多磨霊園駅から10〜20分間隔で無料送迎バスが運行されています。

午前中は混雑が見込まれますので、時間に余裕を持って起こしください。

多摩川競艇のフロアマップは以下の通りです。

出典：ボートレース多摩川

トイレや喫煙所、休憩スペースなど多く設けられているため、不便を感じることはないでしょう。

より詳細を知りたい方はボートレース多摩川公式サイトをご覧ください。

ユーチューブで『多摩川競艇』と検索すると公式チャンネルが出てきます。

チャンネル概要は以下の通り。

出典：ボートレース多摩川公式YouTube

※2024年7月18日時点

チャンネルでは選手のインタビューやバラエティ等を視聴することができます。

気になる方は是非覗いてみてください。

多摩川競艇で注目すべき選手は濱野谷憲吾選手や石渡鉄兵選手でしょう。

この2名は今のボートレース界を牽引する存在と言っても過言ではありません。

そして、注目の女子ボートレーサーは中村かなえ選手や倉持莉々選手が挙げられます。

この他にも多くの選手が東京支部に所属しているため、気になる方は東京支部選手一覧をご覧ください。

関東地区には、多摩川競艇を含めて5つの競艇場があります。

関連記事	都道府県	水質	特徴
多摩川競艇場	東京都	淡水	日本一の静水面。スピードターンが炸裂しやすい。
桐生競艇場	群馬県	淡水	日本最北の競艇場。通年ナイター開催。
戸田競艇場	埼玉県	淡水	日本一狭い競走水面。1コースの1着率が低い。
江戸川競艇場	東京都	汽水	日本一の難水面。地元選手・波乗り巧者が活躍。
平和島競艇場	東京都	海水	「東のメッカ」と呼ばれ、大荒れする確率が高い。

各競艇場それぞれの特徴をざっくりとご紹介しましたが・・・

より詳しく知りたい方は遷移先で特徴の詳細はもちろんのこと選手についてや予想方法までも解説しているので確認してみてください。

多摩川競艇の特徴・予想方法まとめ

ここまで多摩川競艇の特徴や予想方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？

本記事をまとめると以下の通りです。

本記事でご紹介した多摩川競艇の予想方法を実践するだけで勝率は必ず上がるはずです。

なお、他の競艇場についても記事としてまとめているので、気になる方は以下の一覧から各競艇場をタップしてみてください。

桐生	戸田	江戸川	平和島	多摩川	浜名湖
蒲郡	常滑	津	三国	びわこ	住之江
尼崎	鳴門	丸亀	児島	宮島	徳山
下関	若松	芦屋	福岡	唐津	大村

※競艇場名をタップすると該当記事に遷移します