競艇の1-全-6とは｜3ヶ月間検証して本当に稼げるのか徹底調査！

本記事では競艇の『1-全-6』について徹底解説していきます。

競艇にはインコースが有利というセオリーがあり、どの競艇場も1号艇1着の出現率が最も高め。

となると、1号艇1着にしつつ最も不利な6号艇を3着に置くことで稼げると思いませんか？

そこで今回は、実際に競艇の1-全-6が稼げるのか調査していきます。

1-全-6の検証はもちろんのこと実際に検証した方々の結果までご紹介するので、ぜひご覧ください。

競艇の『1-全-6』とは

競艇の1-全-6とは、3連単の買い方の1つ。

1-全-6の仕組みは以下の通りです。

• 1着｜1号艇で固定
• 2着｜1・6号艇以外の全艇(流し)
• 3着｜6号艇で固定

つまり『1-2-6・1-3-6・1-4-6・1-5-6』の4点となっています。

1-全-6の出現確率は3.33%

競艇の3連単は全部で120通りの出目が存在します。

そのため、計4点ある1-全-6の出現確率は理論上3.33%。

ただし、これはあくまで理論上の話。

そもそも競艇はインコースが圧倒的に有利な競技です。

もちろん1-2-3と1-5-6では出現頻度は全く異なるので注意しましょう。

1-全-6の平均配当は約4,048円

競艇で稼ぐ上で参考にすべき指標が平均配当です。

そこで全競艇場の各配当から平均値を調査したところ・・・

1-全-6の平均配当は約4,048円ということが分かりました。

• １–２–６▶約3,200円
• １–３–６▶約2,830円
• １–４–６▶約4,325円
• １–５–６▶約5,835円

競艇における3連単の平均配当がおよそ7,000円。

やはり1号艇を頭にしているため配当は低くなりますね。

しかし、理論上だと10レース以内に的中させれば稼げる計算となります。

1-全-6が出やすい競艇場は江戸川と平和島

一概に1-全-6が当たる・当たらないというのは競艇場によっても異なります。

そこで、全24会場の出目ランキングを調査しました。

1-全-6が出やすい競艇場TOP5は以下の通りです。

競艇場	出現出目	出目ランキング順位
江戸川	1-2-6	5位
平和島	1-2-6	5位
戸田	1-2-6	7位
若松	1-3-6	7位
唐津	1-2-6	7位

最も「1-全-6」の買い目が出やすい競艇場は江戸川競艇場と平和島競艇場。

ただし、どちらも荒れやすく予想の難易度が高い競艇場です。

予想を行う際は、しっかり前情報を確認した上で行いましょう。

また、若松競艇場は唯一2着に3号艇がくる「1-3-6」が出やすい競艇場です。

「インコースの方が有利」という鉄則から、どうしても相手には2号艇を選びがちですが、若松に限ってはそうではないので注意しましょう。

競艇の『1-全-6』で稼ぐためのポイント

続いては、競艇の1-全-6で稼ぐためのポイントを解説していきます。

今回ご紹介するポイントは以下の通り。

• 狙う競艇場は江戸川か平和島
• 1号艇の逃げ展開は必須
• スタート展示を見て凹型は狙い目
• 6号艇の展示タイムを要確認
• 6号艇が差し・まくり差し狙い

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ポイント①｜狙う競艇場は江戸川か平和島

競艇の1-全-6は出現率が3.33%と高くはありません。

そこで、1-全-6を狙う際は出現率が高い競艇場に参加することをおすすめします。

競艇予想サイト解体新書調べでは、江戸川か平和島が1-全-6の出現率が高い結果でした。

そのため、上記2箇所に参加することをおすすめします。

ポイント②｜1号艇の逃げ展開は必須

競艇の1-全-6を狙う上で欠かせないのが、1号艇の逃げ展開は必須ということ。

どうしても6号艇が3着になることを注視しがちですが、1号艇が逃げなければ話になりません。

そこで、1号艇が必ず逃げるレースを選別することをおすすめします。

1号艇が逃げやすい展開とは、

• 1号艇の階級が高く他艇の階級が低め
• 無風もしくは向かい風
• 1号艇選手の勝率や節間成績が良い

などが挙げられます。

もしも1号艇の逃げ展開の判断が分からないという方は、イン逃げの期待値が高いレースを選別した『本日の鉄板レース』を参考にしてみてください。

ポイント③｜スタート展示を見て凹型は狙い目

競艇の1-全-6を展開でいうと、以下が挙げられます。

つまり、レースで最も肝心であるスタートを確認する必要があります。

1-全-6が出やすいスタート隊形は”凹型”です。

上記の隊形は6号艇が5号艇や4号艇の上を叩きやすく、優位にターンに進入することができます。

そうすることで3着を狙うことができるので、スタート展示で必ず隊形を確認するようにしましょう。

ポイント④｜6号艇の展示タイムを要確認

スタート展示と同様に肝心な指標が展示タイムです。

展示タイムとは、第1ターンマークを回った後のバックストレッチ側の直線タイムのこと。

6号艇が3着に食い込むためにはバックストレッチ側での伸びが肝心となるため、展示タイムの確認は欠かせません。

2〜6号艇よりも良い展示タイムが出ている6号艇は本番レースでも好走しやすいので、必ずチェックしておきましょう。

また、競艇場によっては展示タイムのほかにオリジナル展示というものがあります。

オリジナル展示では、一周タイムやまわり足タイムなどが見れる場合がほとんど。

より好走を見抜くことができるので、そちらも活用してみてください。

ポイント⑤｜6号艇が差し・まくり差し狙い

6号艇が3着に食い込むためには、6号艇の戦い方も重要です。

3着に食い込む際の多くのケースが差しやまくり差し狙いの場合。

いずれも4号艇や5号艇より好スタートとなり、まわり足が出ている際に出現しやすいです。

上記ポイント4までの条件を考慮することで戦い方が明確になるでしょう。

競艇は「1-全-6」が稼げるは本当？

さて、ここからは冒頭でもご紹介した「1-全-6」が稼げるという噂について調査していきます。

そもそも「1-全-6」が稼げると噂になったのはなぜなのか。

発端は競艇youtuber「シン・旅するギャンブラー」のアップした以下の動画です。

本動画では「SG・G1」のレースで「1-全-6」を賭け続ければ稼げると言っています。

動画自体は大変面白いのですが、一点指摘させていただきたいことが…。

それは、この検証動画が少ない検証結果を元にしている動画だということ。

たった数レースの結果で「1-全-6」の組合せが稼げると言っても信憑性に欠けます。

大事なのは中〜長期間に渡って検証することです。

そこで！

今回は2023年1月から3月まで開催されたSG・G1全てに参加し、1-全-6が本当に稼げるのかを検証をしていきます。

競艇の「1-全-6」はSG・G1で稼げるのか検証

早速、SG・G1で「1-全-6」を買い続ければ利益はプラスになるのか調査していきます。

なお、今回の検証にあたり、以下のルールを設定しました。

• 期間は2023年1月〜3月
• 期間中のSG・G1レース全てに参加
• 各買い目100円賭け✕4点=1レース400円

以上となります。

では、各月の調査結果を御覧ください。

2023年1月

戦績	192戦21勝171敗	的中率	10.9%	回収率	72%
平均 投資	400円	平均 払戻	291円
合計収支
76,800円 55,930円
収支　-20,870円

初月は残念ながらマイナス20,870円という結果に。

何度か「1-全-6」の買い目で的中しましたが、収支がプラスになった大会は一度もありませんでした。

実力者の揃っているSG・G1と言えど、やはり大外6コースからの入着は難しいようです。

では、2月も続けて検証していきましょう。

2023年2月

戦績	504戦51勝453敗	的中率	10.1%	回収率	77%
平均 投資	400円	平均 払戻	309円
合計収支
201,600円 155,870円
収支　-45,730円

2月も引き続きマイナス収支。

また、G1レースの開催が多かったこともあり、なんと45,000円以上も負けてしまいました。

的中確率が低い上に、的中したとしても高回収率は望めません。

最後3月も収支がマイナスにならないか大変不安ですが、検証していきます。

2023年3月

戦績	216戦25勝191敗	的中率	11.6%	回収率	340.3%
平均 投資	400円	平均 払戻	340円
合計収支
86,400円 73,510円
収支　-12,890円

残念ながら3月も収支はプラスになることはありませんでした。

3ヶ月連続のマイナス収支。

どうやらSG・G1レースで「1-全-6」を賭け続ければ稼げる可能性は低いようです。

検証結果

3ヶ月間SG・G1レースで「1-全-6」の検証をした合計成績は以下の通りです。

戦績	912戦97勝815敗	的中率	10.6%	回収率	78.0%
平均 投資	400円	平均 払戻	312円
合計収支
364,800円 285,310円
収支　-79,400円

以上の検証結果から・・・

「SG・G1レースで1-全-6を賭け続ければ稼げる」という噂は嘘だということが分かりました！

特に実力のある選手が6号艇にいる重賞レースでこの結果ということは、一般レースではさらに稼ぐことは難しいでしょう。

安易に「1-全-6」で賭けるのではなく、しっかり出走表や競艇場の特徴を把握した上で予想をするのが懸命です。

競艇の『1-全-6』を利用したYouTuberの検証結果

続いては、1-全-6を検証した競艇YouTuberの結果をご紹介します。

今回は以下4名の競艇YouTuberの動画を調査しました。

その結果をご覧ください。

競艇YouTuberの中には的中させたレースもありますが、ほとんどの確率で負けていました。

これらの動画から分かることは・・・

• 当たれば高配当になる確率が高い
• 全レース『1-全-6』で挑まない
• レースの見極めは大事

上記の3点です。

あくまで競艇YouTuberとしてなので全レースに参加していますが、一般の方々が1-全-6を利用する際は必ずレースを厳選して参加するようにしましょう。

まとめ｜競艇の『1-全-6』は稼げない

ここまで競艇の1-全-6について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？

最後に本記事の内容をまとめたのでご覧ください。

競艇の1-全-6は3連単の買い方の1つで、1-2-6・1-3-6・1-4-6・1-5-6を示しています。

人気の艇1着と不人気の艇3着に置くことで的中率と回収率のバランスを保っているため、一見かなり安定して稼げそうですが・・・

1-全-6で稼ぎ続けることはほぼ不可能です。

とはいえ短期的に見れば稼げる可能性もあるので、レースをしっかりと吟味して参加することをおすすめします。

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