競艇のアウト屋選手一覧を大公開！なぜ外枠を好むのか徹底調査！

競艇はインコースが圧倒的に有利な競技です。

ただ、約1,600人いる競艇選手の中には自らアウトコースを選択する”変わり者”が存在します。

その変わり者と呼ばれる「アウト屋」について今回は徹底調査！

「なぜアウトコースにこだわるのか」「アウトコースを得意としている選手は誰なのか」

これらの疑問を全て解決致しますので、是非最後までご覧ください。

競艇のアウト屋について

冒頭でも述べたように「アウト屋」とは、不利とされる5コース・6コースに自ら取りに行く選手のことを言います。

一見、無謀だと思われがちですが、アウト屋には根強いファンが一定数存在しているのだとか…。

というのも、アウト屋が出走することでレース展開は荒れやすくなり、万舟券が生まれやすいからです。

一攫千金を得たいファンにとっては絶好の機会なのでしょう。

そんな人気の高いアウト屋についてさらに詳しくご紹介していきます。

アウト屋は競艇の定石の中でこそ輝く

競艇のアウト屋が「凄い！」と注目を浴びている理由として「競艇はインコースが有利」という定石があります。

この定石が成立する理由は、単純にインコースになるほど第1ターンマークまでの走行距離が短くなるから。

そして上記イラストをご覧の通り、アウトコースから出走する艇はターンをする際に内側にいる艇をかわす必要があります。

このように不利とされているアウトコースですが、アウト屋はその定石を覆すほどの実力があることから注目を浴びているのでしょう。

近年アウト屋が減少している

競艇が始まって以降、様々なアウト屋がいましたが、近年そのアウト屋が減少しているようです。

その主な理由として「持ちペラ制度の廃止」が挙げられます。

持ちペラとは選手達は推進力となるプロペラを自ら改造・調整していたものです。

改造・調整することでモーター勝率に関係なく勝ててしまうほどの影響力を持っていたとのこと。

そんな持ちペラ制度が2012年に廃止されて以降、アウトコースが不利という事実が顕著に出始めてしまいました。

そして、アウト屋も成績が低迷してしまうようになったことで、近年アウト屋が減少しているようです。

アウト屋がアウトコースを好む理由をご紹介

ここでは、アウト屋と呼ばれる選手がなぜアウトコースを好むのかをご紹介していきます。

アウトコースを主に好む理由は以下の通り。

• デビュー当初からの慣習
• 助走距離を合わせやすい
• レース展開が組み立てやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

デビュー当初からの慣習

アウト屋がアウトコースを好む理由1つ目はデビュー当初からの慣習ということです。

出典：毎日新聞

競艇には暗黙のルールというものが存在します。

暗黙のルールは公には定められていないものの、そのルールを守らないと”マナー違反”や”常識知らず”といった印象を持たれてしまうようです。

そして、その中の一つに「デビューしたての新人は6コースから出走しなければならない」というルールがあります。

つまり、デビューしたての新人が高成績を残すためには必然的にアウトコースから好走をしなければなりません。

そのような選手達は「アウトコースからどのようにして勝つか」を常に探求してきたことから、そのままアウト屋として成長する選手も中には存在します。

助走距離を合わせやすい

アウト屋がアウトコースを好む理由2つ目は助走距離を合わせやすいということです。

出典：ボートレース住之江

競艇は「フライングスタート方式」というスタート方法を採用しており、スタート前から艇が動いていることが特徴。

そしてアウトコースになるほど助走距離は長くなります。

インコースと違って助走距離が長い分、自分の最も得意な距離からスタートを合わせることが可能です。

さらに、インコースの艇に比べてトップスピードでターンまで到達することが出来るため有利に走ることが出来ます。

レース展開が組み立てやすい

アウト屋がアウトコースを好む理由3つ目はレース展開が組み立てやすいということです。

出典：西日本新聞

先述した通り、アウトコースはインコースの艇に比べて速いスピードでターン地点まで到達することが出来ます。

つまり、他の艇よりも余裕を持って走ることが可能です。

技術があればインコースの艇の走りを見て展開を読んだり、攻めた走りをすることが出来るため、優位に走れるといったメリットがあります。

アウト屋と呼ばれる選手一覧

ここからはアウト屋と呼ばれる選手をご紹介していきます。

以下は、今回ご紹介するアウト屋の選手一覧です。

• 阿波勝哉
• 小川晃司
• 菅章哉

各選手詳しく見ていきましょう。

また、コース別に得意な選手を知りたい方は以下の記事を併せてご覧ください。

阿波勝哉

アウト屋と呼ばれる選手1人目は阿波勝哉選手です。

阿波勝哉選手について詳しく見ていきましょう。

出典：日刊スポーツ

名前	阿波 勝哉(あわ かつや)
生年月日	1973年04月18日
身長	165cm
体重	54kg
支部	東京
出身地	東京都
登録期	79期
級別	B1級

阿波勝哉選手は東京支部に所属しているB1級ボートレーサー。

競艇のアウト屋といえば阿波勝哉選手と言われるほど代表的なアウト屋です。

そんな阿波勝哉選手の5・6コースの成績を見ていきましょう。

出典：艇国データバンク

6コースの出走数が圧倒的に多い事が分かります。

そして1着数も多く、アウト屋の代表という名に相応しい結果です。

是非、阿波勝哉選手がアウトコースから出走する際は舟券に絡めてみてください。

小川晃司

アウト屋と呼ばれる選手2人目は小川晃司選手です。

小川晃司選手について詳しく見ていきましょう。

出典：日刊スポーツ

名前	小川 晃司(おがわ こうじ)
生年月日	1968年06月20日
身長	159cm
体重	51kg
支部	福岡
出身地	福岡県
登録期	62期
級別	B1級

小川晃司選手は福岡支部に所属しているB1級ボートレーサー。

これまで数々の一般レースで優勝をしてきましたが、そのほとんどが6コースからの出走しています。

そんな小川晃司選手の5・6コースの成績を見ていきましょう。

出典：艇国データバンク

5コースと比べ、6コースは圧倒的な出走数を誇ります。

そしてかなり多い1着数を叩き出しているため、穴狙いをしつつも安心感を得たいという方には最適でしょう。

菅章哉

アウト屋と呼ばれる選手3人目は菅章哉選手です。

菅章哉選手について詳しく見ていきましょう。

出典：日刊スポーツ

名前	菅 章哉(すが ふみや)
生年月日	1988年07月02日
身長	159cm
体重	53kg
支部	徳島
出身地	徳島県
登録期	105期
級別	A1級

菅章哉選手は徳島支部に所属しているA1級ボートレーサー。

これまでに重賞を含めた数々のレースで結果を残している菅章哉選手。

そんな菅章哉選手の5・6コースの成績を見ていきましょう。

出典：艇国データバンク

5・6コースの成績は安定感抜群となっています。

というのも、菅章哉選手の持ち味は攻めたまくりです。

どのコースからでも攻めたまくりを得意としているため、菅章哉選手が出走するレースでは是非注目して見てみてください。

アウト屋についてのまとめ

ここまで競艇のアウト屋についてご紹介してきました。

本記事をまとめると以下の通りです。

インコースが有利と言われている中、率先してアウトコースを取りに行くアウト屋。

競艇ファンを虜にするほどの定石を覆す走りを是非ご覧ください。

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