競艇で八百長は行われている？現役の怪しい選手や過去の事件について徹底調査

今回ご紹介するのは、競艇の八百長事件について。

競艇はお金を賭けて行う競技ということもあり、些細なミスでも八百長を疑われてしまうこともあります。

「常に危険と隣り合わせの中で凌ぎ合っている選手たちにそんなことを言うなんて・・・」

と思う方がいるかもしれませんが、過去に八百長が行われていたことは事実。

では、何故ボートレーサーたちは八百長を起こしてしまうのでしょうか？

実際に起った事件も含めて調査したので、是非最後までご覧ください。

【2023年】ボートレーサーの元妻の告発により八百長疑惑が浮上！

2023年、新年が明けて間もなくボートレース業界に激震の走るニュースが公開されました。

なんと、ボートレーサーの元妻による八百長の告発です。

告発内容は以下の通りです。

競艇ご存知の方がいらっしゃれば早い話ですが，現在も現役のA1選手（原文では選手のニックネーム）元配偶者でした…4姉妹を女手一人で育て無事それぞれが自立しました。ようやく肩の荷が降りて（猫の）保護活動をしてきたのですが，私はこのXとの婚姻中に彼の不正を知り娘4人を引き取り離婚に至りました

(引用元:livedoornews)

新年早々凄いことになりました…。

この告発内容が本当かどうかは現状わかりませんが、疑惑が出るだけでもイメージダウンは避けられないでしょう。

新年早々嫌なニュースが公開された競艇は、過去にも八百長騒動で世間を騒がしていました。

詳細を見ていきましょう。

競艇で八百長は行われているのか？

八百長とは、真剣勝負に見せて実際は裏でやり取りをした結果にすることです。

実際に競艇でも部外者と金銭のやり取りをして、八百長を行っていた事件もありました。

真剣勝負の場にも関わらず八百長を行っているのは許せませんね…。

では、実際に競艇で行われている八百長はどのような種類があるのか見ていきましょう。

競艇の八百長は何種類ある？

競艇における八百長は2種類。

1. 個人で行われている八百長
2. 出場選手の複数名で行われている八百長

競艇は6名の選手で行われている競技です。

そのため、集団で八百長をする際は全員が納得するまで説得しなければいけません。

難しい面があるため、競艇で見られるのは個人で行われている八百長です。

個人で行われている八百長は、人気の選手が着番を落とすだけで高配当が成立します。

更に、個人で行うので八百長だと悟られる可能性も低くなるのです。

よって、競艇で起きる八百長事件はほとんどが個人で行われているのでしょう。

競艇で八百長が起こる理由について

ボートレーサーの平均年収はおよそ1700万円。

会社員よりもかなり多く稼げているにも関わらず、何故ボートレーサーたちは八百長を行うのでしょうか。

それは、レースに勝利しなくても大金を獲得できるからでしょう。

ボートレーサーの年収の大半はレースでの賞金。

つまり、ボートレーサーたちはレースに勝利しないと大金を獲得することができない厳しい世界で戦っているのです。

そんな時に「順位を下げれば数億円の大金が獲得できる…」

なんて甘い誘惑があれば、ボートレーサーたちは八百長を行ってしまうのでしょう。

競艇で八百長を行うとどうなるのか

競艇で八百長を行うと最悪の場合・・・

モーターボート競走法違反の容疑で逮捕されてしまいます。

この容疑で捕まると、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金を払うことに。

どれだけ輝かしい実績を残していても、一瞬で全てを失うことになるでしょう。

八百長を行うメリットよりも、デメリットの方が大きいので今後逮捕者が出るようなことがないことを願っておきます。

競艇で八百長が発覚した際は返還される？

競艇で八百長が発覚した際に舟券代が返還されるのか気になった方もいるのではないでしょうか？

結論からいうと、舟券代は一切返還はされません。

何故ならば、1度確定したレースの結果を変更はできないからです。

ボートレース公式は曰く、現在何かしらの対応を検討はしているようですが、現状返還される予定はないことを覚えておきましょう。

競艇で実際に起きた八百長事件をご紹介

競艇で八百長を行ったとして逮捕されてしまった事件をご存知でしょうか？

今回は、実際に逮捕されてしまい世間を騒がした事件についてご紹介します。

【衝撃】八百長が発覚！西川昌希選手を逮捕

(引用元:文春オンライン)

西川元選手は両親が離婚し、親族の元で育てられました。

その親族とは指定暴力団の幹部で、その経緯もあってか未成年のうちからスロットや闇カジノに手を出したそうです。

そんな西川選手の転機は、育て親が殺人事件で逮捕されてこと。

独り身となった西川元選手は、たまたまボートレースのことを知り試験を受けてみたところ見事合格。

その後、順調に結果を残し2019年には最高クラスのA1級に昇格しました。

順調なキャリアを歩んでいたように思えた西川元選手ですが、事件が発生したのは2019年7月2日に開催されたびわこ競艇での出来事。

実際に八百長を疑われたレースがこちら。

西川元選手は2号艇で出場。

1号艇が第1ターンマークで膨らんでしまったため、西川元選手にとって大チャンス！

本来であれば差しを十分狙えたでしょうが、西川元選手が選んだのはまくり。

判断ミスと言われれば仕方ないのかもしれませんが…。

しかし、これだけではありません。

4号艇が転覆してしまったため、ボートレースのルール通りであればそのままの着順で周回をするはず。

よって、本来であれば「1-5-2」で確定するはずですが・・・

西川元選手は2周目のホームストレッチで急な減速をしています。

結果的に1-5-3で決着し、50.1倍の配当が付きました。

いくらなんでもこれはひどすぎる…。

結局このレースがあまりにも不自然だったため、多くの苦情が入り警察の捜査が入ることに。

結果的に西川元選手は逮捕されることになりました。

競艇で八百長をした西川元選手の処罰について

2019年7月2日にびわこ競艇で開催されたレースで逮捕されてしまった西川元選手。

そんな西川元選手は逮捕後の捜査で余罪が発覚しています。

それが、スマートフォンの持ち込みです。

競艇ではスマートフォンなどの電子機器の持ち込みは禁止されています。

更に、そのスマートフォンを使い先程ご紹介した親族と連絡をとっていたことが判明しました。

その内容は「自信の着順を下げて舟券に絡まないようにして300万円の謝礼を受け取る」といったもの。

これだけでは終わりません。

西川元選手は2019年1月から9月までに複数八百長を行っており、3425万円を受け取ったようです。

結果的に競艇選手を引退することになった西川元選手。

そんな西川元選手の処罰として以下の内容が決まりました。

• 懲役３年
• 追徴金3725万円
• 執行猶予はなし

現在も西川元選手は刑務所に収監されています。

今後はこのような選手が出てこないことを願うばかりです…。

西川元選手が本を出版？その内容とは

競艇で八百長を行ったとして逮捕された西川元選手。

そんな西川元選手は”競艇と暴力団 「八百長レーサー」の告白”といった暴露本を出版しています。

(引用元:amazon)

内容はネタバレになるため、詳しく言えませんが・・・

簡潔にまとめると「他の選手も八百長をしている」といったもの。

正直この本を読めば競艇業界を信用するのが難しくなりますが、興味のある方は手に取ってみてはいかがだったでしょうか。

【2023年4月最新情報】西川昌希元選手が仮釈放！

2023年3月、逮捕されてから3年が経過し、西川元選手が仮釈放されました。

現在西川元選手は「現代ビジネス」「Twitter」にて、ご自身の見解や競艇の裏側について語っています。

西川昌希の現代ビジネス

「現代ビジネス」とは株式会社講談社が運営している、全国でもトップのWEBメディアです。

そこで西川氏は、中村亮太元競艇選手について「昔から問題児であった」と語っています。

果たして中村氏はどのような点に問題があったのか？

それは、2013年に開催されたSGボートレースオールスターでの出来事。

まず、ボートレースオールスターはファン投票によって出場者が選ばれるシステムです。

そして、各競艇場には選手名が書かれたマークシートが置いており、競艇ファンは好みの競艇選手に投票を行います。

そのようなルールの中で、中村氏はマークシートに記載されているご自身の欄を塗りつぶし、それを来場したお客さんに配ったのです。

この行動に対し運営は、2年間の出場停止処分を中村氏に下しました。

こちらの内容は西川昌希元選手の個人的な見解ではありますが、内容を裏付けるデータも残っています。

中村亮太元選手の問題行動を裏付けるデータは以下の通り。

• 2013年SGボートレースオールスターに出場をしていない
• 2014年は出走回数0回
• 2015年は出走回数0回

上記のデータは全て真実です。

そのため、西川氏の個人的な見解とは言いつつも、あながち誤っているとも言い切れません。

西川昌希のTwitter

西川氏は出所後Twitterアカウントを開設しました。

そのTwitterアカウントがこちら。

(引用元:西川昌希公式twitter)

アカウント名	@boatrace4559
開設日	2023年3月31日
フォロワー数	1.6万人
フォロー数	0人

西川氏はTwitterにおいて、競艇運営の裏話や、競艇選手の素顔についてどんどんツイートしていくとのこと。

そして、中村亮太元選手の引退の際も以下のようにツイートしました。

某選手が引退したらしいね
まー自分で認めたって情報（書面）も俺に入って来てるし。
競走会も早い段階から分かってたんだから遅いくらいだな
どんな内容で公表するのか楽しみ。

— 西川昌希 (@boatrace4559) April 7, 2023

かなり攻撃的な内容ですが、真相は分かりません。

あくまでもエンターテインメント程度で見ておくのが懸命でしょう。

八百長疑惑のある現役の怪しい選手とは？過去の事件についてもご紹介

西川元選手について大きく取り上げましたが、他にも八百長が発覚した事件は複数あります。

ということで、怪しいと言われている人物や過去の八百長事件について見ていきましょう。

國光秀雄選手による不正に細工したプロペラ事件

事件が発生したのは、1988年に大村競艇場で開催されたレース。

当時のトップレーサー國光秀雄選手が、不正に細工したプロペラを使い共謀選手をレースで優位に進めされるように仕向けた事件です。

國光選手が持ち込んだプロペラを使った選手は1着になりましたが、その後内部告発によって2人とも逮捕されることに。

更に、問題になったのは”プロペラの持ち込みが他の選手も常習的に行っていたこと”です。

この事件を経て、現在は対策されましたが、当時は大問題となりました。

平田忠則選手による通信機器の持ち込み事件

(引用元:西スポレースサイト)

続いては、平田選手による通信機器の持ち込みです。

先程ご紹介しましたが、競艇選手は競艇場などにスマートフォンなどの通信機器を持ち込むことを禁じられています。

「平田選手は奥様と連絡を取るため」

と主張していましたが、許されることはなく1年間の出場停止処分を受けました。

八百長を行う目的ではありませんでしたが、これまでの事件のことを考えると妥当な処分といえるでしょう。

藤原菜希選手によるオールディーズ戦の急減速事件

(引用元:西スポレースサイト)

3つ目は、オールディーズ戦で起きたゴール前での急減速事件です。

事件は起きたのは2020年2月20日に尼崎競艇場。

先頭を走っていた藤原選手がゴール前で急減速を行いました。

結果的に着順は変わりませんでしたがが、不正行為として1年間の出場停止処分が言い渡されました。

推測になるのですが、この事件はボートレースの「先頭がゴールしてから30秒以内にゴールしないと失格」といったルールが関係していると思われます。

この事件が起きたレースでは5号艇エンストしてしまい、大きく出遅れることになってしまいました。

おそらく、藤原選手はそんな5号艇に配慮したのでしょう。

とはいえ、不正行為に違いはないので、重い処分が下だされるのも納得ですね。

江崎一雄選手に八百長の疑いが！？不名誉な疑惑に混乱

最後にご紹介するのは、2020年に江崎一雄選手に対する八百長疑惑についてです。

江崎選手はレース直前のオッズ変動が起きたことや、レース中の不振な走りによって疑惑の目を向けられました。

そのレース内容は以下の動画を御覧ください。

スタート後の失速や出遅れなど、A級選手としてあるまじき走りをしていることがお分かりいただけるはずです。

江崎選手の八百長疑惑はあくまでも「疑惑」であり、確証はありませんが、走りを見ると疑ってしまうのも無理はないでしょう。

大変遺憾ではありますが、八百長ありきで予想を行わなければいけない日も遠くないかもしれません。

【2024年2月27日最新】佐々木海成選手が八百長疑惑で登録削除

2024年の2月27日に八百長疑惑を受け、若手ボートレーサーが引退することとなりました。

その選手の名は佐々木海成選手です。

出典：ヤフーニュース

佐々木選手は大阪支部にて今後が期待されていた競艇選手でした。

そんな彼が何を行ったのか。

佐々木選手は舟券を購入したのです。

「何がだめなの？」と思う方もいるかも知れませんが、モーターボート競走法において選手自身や関係者は舟券を購入してはいけないとされています。

第十一条　次の各号のいずれかに該当する者は、当該各号に掲げる競走について、舟券を購入し、又は譲り受けてはならない。
二　競走実施機関の役職員及び競走の選手にあつては、すべての競走

(出典：モーターボート競走法)

厳密に八百長を行ったと断定はできませんが、疑わしい行いをしたのは事実。

引退を免れることはありませんでした。

競艇八百長まとめ

今回は競艇の八百長についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめると以下の通りです。

競艇は現在CMなどを積極的に打ち、集客とイメージアップを行っています。

そのおかげか、以前よりも競艇に興味を持つ方も増えたでしょう。

そんな競艇ファンを目先のお金のために、裏切ることは辞めてほしいですね…。

今後はそのような選手が出てこないことを願うばかりです…。

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