韓国競艇に日本人が関係している！開催場や日程、過去の事故などを徹底調査！

皆さんは競艇が盛んな国と言えば、日本を思い浮かべるかもしれません。

しかし、実は韓国でも競艇は開催されているのです！

ご存じない方も多かったのではないでしょうか？

そこで今回は、韓国競艇が始まった経緯や、日本の競艇との違いを解説していきます。

是非最後まで御覧ください。

韓国競艇とは？始まった経緯を解説

実は韓国はギャンブルにとても厳しく、かつては全てのギャンブルが禁止されていました。

その後、合法的に競艇を行えるようになったのは「競輪・競艇法」が成立された1991年以降。

2002年に初めての競艇レースが韓国で開催されました。

そして、その裏ではある一人の日本人の活躍があったのです。

韓国競艇は日本人競艇選手が普及させた

競艇は日本が発祥の公営ギャンブルです。

では、どのような経緯で韓国にて開催されることになったのか。

それは、ある日本人競艇選手がきっかけでした。

その日本人競艇選手とはレジェンド「栗原孝一郎」選手です。

名前	栗原孝一郎(くりはら こういちろう)
生年月日	1948年03月22日
通算勝利数	1,801回
生涯勝率	6.60
SG優勝回数	1回
SG優出回数	2回
G1優勝回数	4回
G1優出回数	39回

栗原孝一郎さんは長い間、加藤峻二選手と並んで戸田レース場を発展させてきた名選手。

1980年には「第26回モーターボート記念競走」で自身唯一の四大特別競走制覇を飾りました。

さらにレースの腕だけではなく、性格面でも長けており、実直な人柄を慕う後輩も多かったそうです。

そんな、栗原孝一郎さんですが、引退後努めていたJLC解説者を突然辞めて渡韓。

韓国競艇の第1期生を養成し、競艇施設及び審判運営までを訓練所教授として担うこととなります。

韓国語も初めてでしたが、猛勉強をしてすぐにマスターしたそうです。

今でも自身のポケットマネーで韓国競艇選手を日本に招いたりしているようで、面倒見の良い性格は選手時代から変わっていません。

韓国競艇の会場は美沙里競艇場のみ

韓国の競艇場は、2002年の開催当初から美沙里競艇場だけで開催されています。

住所	２８１ Sinjang-dong, Hanam-si, Gyeonggi-do, 韓国
公共交通機関	ソウルから車で約1時間・蚕室駅、一洞駅、岩寺駅、千戸駅、中央電鉄線九里駅から無料バス
駐車場	不明

美沙里競艇場は美沙里公園の一角にある競艇場です。

河川の水を利用した競艇場のため、水質は淡水のプールとなっています。

入場料は日本と変わらず約100円(1,000ウォン)。

主要な駅から無料バスも運行しているため、韓国へ行った際は訪れてみては如何でしょうか？

ただし、事前予約が必要なようなので、注意しましょう。

韓国競艇の開催日程について

日本の競艇は全国に24会場あることもあり、365日開催されています。

一方、韓国競艇は毎週水曜日と木曜日のみの開催です。

選手は前日火曜日に前検査を行いレースに臨みます。

旅行のついでにレース観戦をしたい方は、曜日に注意しましょう。

韓国競艇のルールは日本と違う！？

ここでは、韓国競艇の日本競艇と異なるルールをご紹介します。

異なるルールは以下の3点。

• 1日16Rの開催
• 時間帯により周回が異なる
• オンラインスタート方式

韓国競艇を予想をする際に重要なポイントなるため、しっかり勉強しておきましょう。

なお、日本の競艇ルールをきちんと理解していない方は事前に「競艇の基本ルールを解説」の記事をご確認ください。

韓国競艇は1日16R開催

日本の競艇は1日に12Rの開催です。

対して、韓国競艇は1日に16Rの開催。

おそらく週に2日しかレースが行われないことから、1日のレース数を増やしているのでしょう。

しかし、レース間のスパンは日本よりも短く、12時に第1Rが始まり18時前には最終16Rが行われます。

韓国競艇は時間帯により周回数が異なる

日本の競艇は1レース3回の周回です。

しかし、韓国競艇は時間帯により2周・3周のレースが開催されます。

1日の中で周回数が変化するのはややこしいですが、日本も天候によっては2周に変更する場合もあるため、大きな変化とは言えないかもしれません。

韓国競艇はオンラインスタート方式を採用

韓国競艇は1日に4レースほど「オンラインスタート方式」を採用しています。

オンラインスタートとは韓国独自のスタート方式で、ピットからそのままスタートして1マークへ向かうというものです。

いわば競馬のようなスタート方式のようなもの。

一見画期的に思えるこのスタート方式ですが、実は大きな問題が隠れています。

それは、モーターの個体差が顕著に現れるということ。

モーターの性能が良ければそのまま逃げ切れてしまい、レース中の追い抜き等の醍醐味がなくなってしまうのです。

実際にどのようなスタート方式か気になる方は、以下の動画をご視聴ください。

韓国競艇の試合形式・階級制度について

次は韓国競艇の試合形式・階級制度について見ていきましょう。

日本と異なるポイントは以下2点。

• 勝ち上がり式ではなく、トーナメント式
• 選手階級について、特別な昇給制度がある

それぞれご説明します。

韓国競艇はトーナメント式

まず、日本の競艇では勝ち上がり制が採用されています。

しかし、韓国競艇はトーナメント式でレースが進んでいくのが特徴です。

先行上位選手は水曜日に予選を行い、木曜日に優勝戦を行います。

おそらく、日本ほど開催数がないため、このような試合形式となったのでしょう。

韓国競艇の選手階級について

韓国競艇の選手階級は日本と同様に、A1・A2・B1・B2に分類されています。

また、階級の上がる条件として、半年ごとの成績を元にするのも同じです。

しかし、一点異なるのが、韓国競艇には「特別昇給制度」があるということ。

その制度とは、7戦連続で入賞（1着・2着）すると特別昇級ができるというもので、日本にはない制度です。

なかなか面白い制度のため、日本でも採用しても良いかもしれません。

韓国競艇の券種と投票について

ここでは実際に舟券を購入する際に注意するポイントをご紹介します。

勘違いしやすいものもあるため、しっかり確認しておきましょう。

韓国競艇独自の券種

韓国競艇は券種も日本の競艇と異なります。

韓国競艇で取り扱っている券種は以下の7種類。

• 単勝
• 複勝
• 2連単
• 2連複
• 3連単
• 3連複
• 3単複

日本にある拡連複は韓国競艇にはありません。

その代わりとして「3単複」という韓国競艇独自の券種が存在します。

「3単複」とは、1着固定で2・3着は入れ替わりができるという3連複＋3連単が混ざったような券種です。

3連単よりは的中率が高く、3連複よりは的中率が低いといったところでしょうか。

初心者の方にも挑戦しやすい買い目かもしれません。

投票には購入制限がある

韓国競艇には1回のレースに賭けられる上限金額が決まっています。

その金額とは、10万ウォン(約1万円)。

韓国はギャンブルに対する規制が厳しく、依存症対策や射幸心の抑制に重点が置かれているようです。

日本は基本的に上限金額を設けていないため、物足りないと思う方もいるでしょう。

韓国競艇で有名な選手

韓国競艇には現在150名の選手が在籍しています。

日本は現在1,600名程なので、韓国競艇の規模は日本に比べてかなり小さいです。

しかし、そんな中でも実力ある選手は存在します。

ということで、ここからは韓国で実際に活躍している選手をご紹介！

是非予想をする際の参考にしてみてください。

キル・ヒョンテ選手

キル・ヒョンテ選手は大賞戦V9を記録している超実力者。

4カドからの「差し」に定評があり、4コースならばとりあえず買い目にいれておくのが良い選手です。

また、スタートも速いため、オンラインスタート方式の韓国競艇では逃げも期待できます。

内でも外でも勝つチャンスを秘めているオールラウンダーな選手と言えるでしょう。

イ・テヒ選手

イ・テヒ選手は今最も勢いのある選手の一人。

彼は1期生の選手で、栗原孝一郎さんの直接指導を受けた選手です。

2018年は特に絶好調の年で、4〜9月で6連続優勝を果たしました。

オンラインスタート方式に強く、逃げが得意な選手です。

キム・ジョンミン選手

キルヒョンテ選手は大賞戦Ｖ9の記録を持ちますが、キム・ジョンミン選手は大賞Ｖ15の記録を持っています。

これは、歴代1位の記録。

韓国競艇ではレジェンド的な選手で、出走すれば必ず買い目に入れておきたい選手です。

オ・ソンギュ選手

オ・ソンギュ選手は4期生の選手。

1・2期の創世記の選手たちを超えたことで一躍有名となった選手です。

賞金王に3回もなっており、2014年・2015年にはMVPにも選ばれました。

現在も第一戦で活躍しているため、必ず押さえておきたい選手です。

シム・サンチョル選手

シム・サンギョル選手は7期生の選手で、現在トップに君臨しています。

2016年と2017年には賞金王、そして最多勝でMVPにも選ばれました。

得意技はセンター・アウトコースからの「差し」「まくり」。

まさに日本で言う峰竜太選手のようなポジションにいる選手でしょう。

韓国競艇で起きた事故・事件

競艇は水面で行う危険な競技。

日本でも度々事故が起きていますが、韓国も例外ではありません。

ここでは過去に起きた事故や事件をご紹介します。

消波ブロックに衝突

こちらは2007年に起きた事故。

第1ターンマークで1号艇と、まくりを狙った6号艇が衝突。

その後6号艇は持ち直せず斜めに逸れてしまい、消波ブロックに衝突をしてしまいました。

原因は会場の広さと、選手の技術力の低さ。

以下の動画を見ていただくと、会場がかなり狭いことが分かります。

経験の少ない韓国競艇の選手には、少々難易度の高い競艇場と言えるでしょう。

賞金王八百長事件

日本の競艇で度々噂される八百長事件ですが、韓国競艇でもあるようです。

2012年、有名選手とブローカーが結託して八百長をしていたことが明らかとなりました。

事件内容は以下の通り。

2012年2月17日ブローカーから金を受け取って予想順位を知らせた後、その順位に合わせて決勝ラインを通過した疑い（競輪・競艇法違反）で有名競艇選手のパク容疑者（３６）を拘束した。また同じ容疑でブローカー（４７）を調べている。
(引用元:中央日報)

容疑者のパク選手は賞金王になるほどの実力を持った選手です。

賞金だけでは物足りず、ブローカーと手を組んでしまったのでしょうか。

1つ言えることは、彼はスポーツマンシップに欠けており、競艇ファンを裏切ったということです。

日本競艇の八百長事件もなくなることを祈っています。

韓国競艇についてまとめ

今回は韓国競艇の概要やルール、韓国競艇選手達を紹介しましたが、如何だったでしょうか？

本記事をまとめると以下の通りです。

ここまでの内容をご覧になって韓国競艇に参加したくなった方いらしゃいますか？

個人的な意見ですが、私はおすすめしません！

その理由は2点。

1点目は日本とルールが異なり、予想が難しいから。

そして2点目は、競艇予想サイトが使えないからです！

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