競艇のスリットは重要？見方や速度毎の違いを徹底解説！

皆さんは競艇予想をする際、何をもとに買い目を構築していますか？

階級・勝率・モーター・天候など、予想の仕方が各々異なるでしょう。

その中でも見て欲しい条件のひとつに「スリット」というものがあります。

この競艇のスリットを理解しておくだけでも勝率は格段に上がるはずです。

そこで、今回は競艇のスリットの見方や予想をする上でのコツなどをご紹介します。

本記事を読めば、競艇のスリットについて全て分かりますので、是非最後までご覧ください。

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競艇のスリットとは？

競艇のスリットとは、スタートタイミングを測定する際に撮影された写真に引かれているラインを指す競艇用語です。

毎レーススタート展示後に放映されています。

また、各競艇場のサイトやボートレース公式でも確認することが可能です。

実際にボートレース公式が公開しているスリットのイラストは以下の通り。

出典：ボートレース公式

スリット写真を利用する目的として、スタートした艇のフライングや接戦時のゴールを見極めることが出来ます。

また、前付けを行っている選手を容易に確認することが出来ますので、今後チェックしておきましょう。

競艇のスリット写真はなぜ艇身が違う？

競艇のスリット写真を初めて見ると、艇身の長さに違和感を覚える方もいらっしゃるはず。

実際に撮影されたスリット写真を見ていきましょう。

上が1号艇、下が6号艇の並びになっています。

よく見ると、1号艇と6号艇の長さが違うことがお分かりでしょうか？

このような事象が起きるのは、スリット写真はハイスピード連写をしているからです。

どういうことかというと、スピードに乗っている艇は高速でカメラを通過するため、短く写ります。

一方で、スピードに乗っていない艇はカメラの前に長時間滞在するので、必然的に艇身が長くなってしまうのです。

上記の写真では「6号艇はスピードに乗っていて、スタートタイミングも申し分ない」と判断することが可能。

以上のことから、スリット写真を見るだけでスタートタイミングはもちろんのこと加速具合も確認することが出来ます。

競艇のスリットから見たレース展開をご紹介

上記で説明したことを踏まえて、競艇のスリットから読み取れるレース展開をご紹介します。

1号艇の艇身が短ければ逃げに期待

先述した通り、艇身が短ければ短いほどスピードに乗っているということです。

そのため、内枠が有利という競艇の定石を考えると、1号艇が有利にターンを決めることができ、そのまま逃げが決まりやすくなります。

以下の動画はスリットの皇帝と呼ばれる菊池孝平選手が1コースから出走し、そのまま好走を見せる動画です。

出典：ボートレース公式

ご視聴頂ければ分かる通り、スタートが成功したことであっさりと勝利を掴むことが出来ました。

したがって、1号艇の艇身を要チェックし、好走するかどうかを見極めてみましょう。

外枠の艇身が短ければ差しや捲りが出やすい

外枠の艇は基本的に助走を付けてスタートするため、内枠の艇よりも早くスピードに乗ってスタートラインを通過します。

その分、第1ターンマークに先に到達することが出来るので、差しや捲りが決まりやすくなるというわけです。

上記を踏まえて、以下の動画を観てみましょう。

スタートに成功した5号艇から出走する高田ひかる選手に注目です。

出典：犬も歩けばボートで当たる

高田ひかる選手はフライングを2本している中、好スタートを切り、第1ターンマークで果敢に捲りを仕掛けました。

結果は惜しくも1着になることは出来ませんでしたが、このレースのように外枠の艇がスタートに成功すると捲りや差しが炸裂しやすくなります。

競艇のスリットは本当に重要か？実際に検証をしてみた

ここからは実際のスリット写真を見て、本当にレースで勝てるのかを検証していきます。

参加したレースは2023年11月1日に桐生競艇場で開催された「第18回公営レーシングプレス杯」の初日。

ぞれぞれのレースでSTが速い選手が１着になれるのかを検証するため、単勝で賭けていきます。

まず、第1レースの出走表とスタート展示を確認していきましょう。

出典：ボートレース公式

今レースは3〜5号艇がA2級選手、その他の艇はB級選手で構成されたレースです。

スタート展示を見ると4・5号艇のスタートはいまいち…。

ここから予想出来るのは、下記の2パターンでしょう。

1. 定石通りに内枠3艇で順当に決着
2. 6号艇が差しや捲りを炸裂し、舟券に絡むか

しかし、今回の検証はスタート展示が速い選手に賭けていくので、6号艇の単勝を購入していきます。

気になる結果はこちら。

出典：ボートレース公式

1号艇の逃げが決まり、決着。

初戦は的中させることが出来ませんでしたが、残りのレースも同じ方法で検証をしていきましょう。

結果はこちら。

戦績	12戦2勝10敗	的中率	16.7%	回収率	79.2%
平均 投資	100円	平均 払戻	475円
合計収支
1,200円 950円
収支　-250円

検証の結果、収支はマイナスになりました。

以上のことから、スタートタイミングのみで買い目を構築するのはオススメしません。

あくまで”レース展開を読むための参考”という認識で情報を見てみてください。

競艇のスリットのまとめ

ここまで競艇のスリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

本記事をまとめると以下の通りです。

競艇のスリットはあくまでレース展開を読むために重要な指標のひとつ。

各選手のスタート状況を押さえておくだけでも勝率はかなり上がるはずです。

是非、本記事を参考にして今後の予想に活かしてみてください。

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ただ、毎回スリットを確認して、選手のポテンシャルを見て、モーターや天候も見るなど、勝てるまで気が遠くなるはずです。

さらに、分析しても素人の予想では継続して勝つことは出来ません。

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