競艇で安定板を使用すると荒れる!?レースに与える影響や使用条件を徹底解説!

競艇を見ていると、「今日は安定板が付いている」という放送を耳にすることがあります。
しかし、この安定板がレースにどのような影響を与えるのかを正しく理解している人は決して多くありません。
インがより強くなるのか、まくりは決まりにくくなるのか、あるいは選手の腕による差がいつも以上に出やすいのか。
この小さな装置がレース展開を大きく変えるのは事実ですが、実際の現場では「理論だけでは割り切れない部分」も存在します。
私たちは長年、全国のレースを検証し続け、各場の安定板使用時の傾向を細かく追ってきました。
この記事では、その知見をもとに、安定板の基礎知識から実際のレース変化、そして安定板の日にどのように予想を組み立てるべきかまで、初めての方でも理解しやすい形でまとめています。
読み終える頃には、「安定板の日こそ狙える理由」が自然と腑に落ちるはずです。

1966年6月17日生まれ。東京大学卒業。
ボートレーサーを目指すも怪我のため断念。某有名競艇雑誌の編プロで働いていたが、廃刊を機に退職。その後競艇予想屋兼ライターとして活動をする中で福岡と出会う。
過去に自分も競艇予想サイトに騙されたことがあることから「被害者を減らしたい」という福岡の思いに共感。
毎日200以上の競艇予想サイトを検証し、競艇歴30年と元プロ予想師の経験と知見で「本物」の競艇予想サイトを日々研究し続ける。
競艇予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。
安定板とは?
まずは安定板の“正体”を明確にしなければ、レースへの影響を正しく理解することはできません。
安定板とは、水面が荒れた際に艇のバランスを保つために取り付けられる補助器具です。
後方に取り付けられることで直進性が増し、突風や大きなうねりの中でも艇が乱れにくくなるよう調整します。
安全性を最優先にした運用であり、見た目は小さくてもレースの質には確かな影響を与えます。
安定板を画像を使って解説
安定板とはどのようなものなのか画像を使ってご説明します。
安定板はU字型のボートに取り付けるアルミ製のパーツです。
その安定板がこちら。

大きさは幅16cm・縦41.5cmで厚さは4mm、重さは490gあります。
会場ごとに若干の誤差はあるものの、概ねこの規格です。
そして、この安定板を装着すると以下のようになります。

画像引用元:ボートレース公式BOATRACEofficialYoutubeチャンネル
ご覧のように安定板はかなり大きなパーツなので、常時装着している訳ではありません。
どのような時に装着するかは次項でご説明します。
安定板が取り付けられる具体的な条件
安定板は「風速◯m以上だから自動で付く」という単純な仕組みではありません。
例えば以下のような状況の場合安定板は付けられます。
- 強風が吹いており、レース場の水面が波打っている
- 潮の干満差により大きなうねりが発生している
つまり「天候が悪く、走行が困難なとき」です。
風の強さや向き、水面の状態、うねりの大きさ、予報による急変の可能性など、複数の要素を踏まえて総合的に判断されます。
同じ風速でも追い風と向かい風では状況が全く違うため、場によって取り付け基準に微妙な差が生まれることもあるので注意しましょう。
安定板が付くとなぜ走りが変わるのか
安定板は艇の“ブレ”を抑える反面、選手の細かな体重移動や角度調整が効きにくくなります。
直進性は増しますが、ターン時の自由度はどうしても制限されるため、走りは落ち着きやすく、スピード重視の攻めが難しくなります。
こうした特性が、レース展開の変化につながるのです。

前山進
安定板の使用は管理者判断で決まる仕組み
ここでは、安定板の使用を誰がどのように決定しているのかを整理しておきます。
競艇は公営競技であり、安全確保のための判断はレース場の運営側に委ねられています。
ピットや水面での状況を細かく観察したうえで、使用の有無が決定されるため、選手が希望して付けたり外したりすることはありません。
取り付け指示には選手も必ず従わなければならない理由
安定板の取り付け指示は安全ルールに該当するため、選手が拒否することは認められていません。
自身の走り方に合わず不利が予想される場合でも、統一基準のもとで公平性と安全性が保たれているという背景があります。
安定板が付くとレース展開はどう変わる?
ここからは多くのファンが最も気になる部分です。
安定板が付くと、レースの質は確かに変化します。
しかし、よく言われる「インが強い」「まくりが決まりにくい」という言葉だけでは不十分なので、しっかり学んでいきましょう。
安定板で変化するレース展開は以下の通りです。
- インコースは姿勢が崩れにくく、逃げが決まりやすくなる
- 外からのまくりはスピードが乗らず、攻めきれない展開が増える
- 差しは入りやすく、第1ターンの“懐(ふところ)”がポイントになる
- ターンの全速度は上がるが、自由度は下がり選手差が出やすい
それぞれ解説していきます。
インコースは姿勢が崩れにくく、逃げが決まりやすくなる

安定板が付いた艇は、直線でもターンでも“縦のブレ”が出づらくなります。
特に1コースはスタート後に少しでも艇が浮くと逃げが苦しくなりますが、安定板のおかげで踏ん張りが効くため、追い風でも向かい風でも比較的安定した出足を作りやすくなります。

前山進
外からのまくりはスピードが乗らず、攻めきれない展開が増える

安定板が付くと、艇が水をしっかり捉えすぎてしまい、艇の向きを変えながら大きなスピードで外から回り込む“まくり”が決まりにくくなります。
スピードに乗る前に流されやすく、内側の壁を越えられないため、4コース・5コースの思い切った仕掛けは封じられがちです。
その結果「まくろうとして外が攻めきれず、その後ろが差す」という流れが多く生まれます。
差しは入りやすく、第1ターンの“懐(ふところ)”がポイントになる

外が攻めきれずに膨らむと、インと外の間にわずかな空間ができます。
この“懐”にスッと差しが入りやすくなるのが安定板時の特徴です。
波が高い日は差しが難しくなりますが、安定板が付けば差しの安定性が上がるため、2コースや3コースの差し技がよく決まります。
差し展開が増えることで、三連単は“1–2–3”“1–3–2”のような落ち着いた決着が増えることを押さえておきましょう。
ターンの全速度は上がるが、自由度は下がり選手差が出やすい

安定板は艇のバランスを整えるため、ターンの最中に艇が沈んだり浮いたりしづらくなります。
そのため、選手によってはいつもより握ってターンしやすい感覚を得ることがあるでしょう。
しかし、全速で回しやすい反面、細かい角度調整は効きづらくなるため、「乗り味の繊細さに長けた選手」と「パワーで押し切るタイプの選手」では、結果に差が出やすくなります。
以下に選手の具体例をまとめてみました。
| 選手 | 特徴 |
|---|---|
| 茅原悠紀 | ターンの入りと出口の繋ぎが非常に繊細で、艇を暴れさせないタイプ。 安定板時でも乗り味を崩さず、差しが綺麗に入ることが多い。 |
| 篠崎元志 | イン逃げも強いが、2・3コースの差しも巧い。 水面の乱れの影響を受けにくく、安定板時に成績が落ちにくい典型。 |
| 白井英治 | 瞬時の艇の傾き調整が上手く、ターン出口の立ち上がりが常に安定している。 水面が悪くても“無理がない操縦”ができる代表格。 |
| 古賀繁輝 | 小回り系の差し技術が抜群で、安定板時の差し展開にマッチしやすい。 |
| 選手 | 特徴 |
|---|---|
| 毒島誠 | トップクラスの実力者だが、“外から握って攻める時の破壊力”が持ち味。 安定板でスピードが乗らない状況はやや不利に働きやすい。 |
| 井口佳典 | 出足が強いときは無双だが、荒れた水面+安定板だと伸びの勢いが制限される。 まくりのキレが出ないと苦戦しやすいパターンがある。 |
| 白井英治 | 握って攻めたいレーサーの典型。 安定板時は機力優位があっても、いつもの強引な全速ターンのキレが鈍りがち。。 |
| 古賀繁輝 | 非常に強い選手だが、攻めのスピードで押すタイプのため、 安定板時に伸びていかないとレースが組みにくくなる。 |

前山進
モーターの性能差がより明確になる
安定板を使用している際、モーターへの注意はより一層必要になります。
その理由は、水面抵抗を抑えることでスピードが下がっている状況のなか走らないと行けないからです。
例えば滑りの悪い道で自転車を漕ぐ際、普通の道よりも力を入れて漕がないといけませんよね。
その理論と同じで、抵抗がある中で一定のスピードを出すためには一定以上のモーター性能が必要になるのです。
普段からモーター性能には目を配る必要がありますが、安定板使用時はさらに注意するようにしましょう。
【これだけ押さえておけばOK!】
安定板使用時のレース傾向を視覚的に比較
ここまで色々安定板について話してきましたが、最悪これだけ押さえておけばOKという内容を表にまとめました!
安定板使用時のレースに参加する際は是非チェックしてください!
| 項目 | 通常時 | 安定板時 |
|---|---|---|
| インの強さ | 強い | より強くなる |
| まくりの決まりやすさ | 場により決まる | 勢いが乗らず決まりにくい |
| 差しの決まりやすさ | 波乱になりやすい | 懐が空きやすく決まりやすい |
| レースの荒れ具合 | 通常の範囲で変動 | 比較的落ち着きやすい |
| 選手の腕差 | 影響あり | さらに顕著に出る |
実際は“理論どおりにならない”ケースも多い
安定板の特徴を語る際「イン有利」「まくり不利」といった定説が多いものの、実際のレースでは必ずしもその通りにならない日があります。
向かい風の強さが少し変わるだけでインが飛ぶこともあれば、外が握り切って攻めが決まる場面もあります。
モーター相性や選手の乗り味、ペラ調整など、レースは複数要素の組み合わせで変わります。
そのため、安定板=“こうなる”と断言してしまうのは危険で、あくまで「傾向としてこうなりやすい」と捉えるのが正しい理解です。

前山進
安定板使用時は舟券を“買わない”という選択肢もある

安定板が付く日は、経験者でもレース展開を読みづらく、思わぬ波乱が起きるケースがあります。
投資的な舟券スタイルの人であれば、無理に数レースを買うより、見送るという判断の方が合理的なことも少なくありません。
「安定板が付く=勝ちにくい」ではありませんが、「無理に賭けるべき日ではない」という状況は確かにあります。
自分のスタイルや資金管理を考え、慎重に判断していくことが重要です。
安定板使用時のレースで勝つ方法
ここまでの内容を踏まえると、安定板の日は扱いが難しい印象を受けるかもしれません。
しかし、実際には安定板の“クセ”を理解すれば、逆に狙いが絞りやすくなる日でもあります。
こちらでは安定板が使用されたレースの攻略方法を紹介していきます。
ポイントは以下の通りです。
- インコースを中心に買い目を構築する
- 展示レースでターンに注目する
- 地元選手に注目
それぞれ見ていきましょう。
インコースを中心に買い目を構築する
先述したように、安定板を使用すると1コースがさらに有利になります。
そのため、安定板使用時はインコース中心に予想を組むのが吉。
以下のようなレースは特にインコースで固めると勝率が上がるのでおすすめです。

画像引用元:ボートレース公式HP
インコース陣の階級が高く、安定板を使用した際の走りにも慣れているでしょう。
また悪天候時の経験もB級選手よりはあるはずなので安心です。
このような場合は1・2号艇を1,2着固定して相手を流す買い方がおすすめ。
現に上記のレースも1-2-5で決着をしています。
是非参考にしてみてください。
展示レースでターンに注目する

安定板使用時はいつもより展示レースを集中して見ましょう。
ポイントは選手のターンをする際のもたつきがないかどうか。
安定板を使用するレースは水面が荒れていてターンが困難です。
そのような中、展示レースで綺麗なターンをする選手は本番でも問題なくターンを決めると考えられます。
そのため、安定板を使用したレースを予想する際は、必ず展示レースを確認するようにしましょう。
地元選手やベテラン選手が出場しているレースに参加
地元選手に賭けるというのも、安定板使用のレースを予想する際に有効な手段の一つ。
何故なら、安定板を使用するほどの悪天候だとしても、地元選手は普段から走り慣れている水面なので問題がないからです。
また、ベテラン選手も狙い目。
選手歴が長い選手ならば、どこのレース会場だろうと出走経験は何度もあるはずなので、悪天候だろうと結果はブレにくいです。
特に若松競艇場や平和島競艇場などは安定板使用率が高いため、この2支部の地元選手とベテラン選手には注目しましょう。
競艇の安定板についてまとめ
今回は競艇の安定板の使用条件や影響ついて解説をしてきましが、如何がだったでしょうか?
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
競艇の安定板まとめ
- 悪天候時に使用するU字型のボートに取り付けるアルミ製のパーツ
- 大きさは幅16cm・縦41.5cmで厚さは4mm、重さは490g
- 安定板使用において明確な基準というものはない
- 安定板の影響①1コースがさらに有利となる
- 安定板の影響②モーターの性能差がより明確になる
- 予想方法①インコースを中心に買い目を構築する
- 予想方法②展示レースでターンに注目する
- 予想方法③地元選手やベテラン選手が出場しているレースに参加
- 競艇初心者は無理に参加しない
安定板は安全のための装置でありながら、レース展開を大きく左右する要素でもあります。
インがより強くなり、まくりが決まりにくく、差しが増えるという傾向は確かにありますが、すべてが固定されるわけではありません。
重要なのは、「安定板=こうなる」と決めつけず、水面・風向き・モーター・選手の技術を総合的に見て判断することです。
安定板の日は難しいからこそ、理解できれば“差がつく日”でもあります。
この記事が、あなたの舟券にとって大きなヒントになれば幸いです。
安定板使用時のレースは難しい
それでも競艇で勝ちたい方へ
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