【競艇】グランプリシリーズ2025|出場資格・賞金・選手一覧を大公開!

2025年12月16日から住之江競艇場で開催される【グランプリシリーズ】。
本記事では、「グランプリシリーズの基礎知識」から「グランプリシリーズ2025の予想」などを大公開します!
同日から開催されるグランプリを予想する上でも知っておいて損がない情報ですので、是非最後までご覧ください。
この記事でわかること

1966年6月17日生まれ。東京大学卒業。
ボートレーサーを目指すも怪我のため断念。某有名競艇雑誌の編プロで働いていたが、廃刊を機に退職。その後競艇予想屋兼ライターとして活動をする中で福岡と出会う。
過去に自分も競艇予想サイトに騙されたことがあることから「被害者を減らしたい」という福岡の思いに共感。
毎日200以上の競艇予想サイトを検証し、競艇歴30年と元プロ予想師の経験と知見で「本物」の競艇予想サイトを日々研究し続ける。
競艇予想サイト解体新書では主に検証記事を担当する。
そもそもグランプリシリーズとは?グランプリとの違いも解説!
グランプリシリーズとは、年末に行われるSGグランプリ(賞金王決定戦)に出場できなかった選手たちによる、もう一つの大舞台。
競艇における年末最大イベントは「SGグランプリ」ですが・・・
これに出場出来る競艇選手はわずか18名のみ。
そこで、同じ開催期間・同じ競艇場で並行して行われるのが【グランプリシリーズ】です。
ポイントを整理すると・・
- SGグランプリと同時期・同会場で開催
- グランプリ出場を逃した有力選手が中心
- 賞金・格ともに高い「SGに準ずる位置づけ」
つまり、「グランプリに出られなかった選手の救済戦」ではなく、実力者同士が集まる準メインイベントと考えておいてください。
グランプリとグランプリシリーズの「出場資格」の違い
次にグランプリシリーズの出場資格を紹介します。
| 項目 | グランプリ(賞金王決定戦) | グランプリシリーズ |
|---|---|---|
| 大会の位置づけ | その年の最強選手を決める頂点の大会 | 年末に行われる準メインイベント |
| 出場人数 | 18人のみ | 約50人前後 |
| 出場資格の基準 | 当年の獲得賞金ランキング上位18位以内 | 獲得賞金上位だが18位以内に入れなかった選手 |
| 主な出場選手層 | SG・G1で結果を出し続けた超トップ層 | SG常連・G1優勝経験者・実力派若手 |
| 選考の厳しさ | 極めて厳しい(年間成績が直結) | 高水準だがグランプリよりは広い |
| 初心者の印象 | スター選手ばかりで分かりやすい | 知らない選手も多いが実力は十分 |
1年間の獲得賞金ランキング上位18名だけが出場できる、競艇界で最も格式の高い大会がグランプリ。
一方で、グランプリシリーズは、上位18名には入れなかったものの、年間を通して高い実績を残した有力選手が出場します。
そのため、グランプリシリーズがレベルの低い大会という訳ではなく、SG級の実力者が数多く集まる見応えのある全国屈指のハイレベルレースと位置づけで間違いないでしょう。
グランプリとグランプリシリーズの「優勝賞金」の違い
| 着順 | グランプリ(賞金王決定戦) | グランプリシリーズ | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝戦 | 順位決定戦 | トライアル2nd | トライアル1st | 優勝戦 | 特別選抜戦 | シリーズ戦 (準優・特別) | 予選 一般戦 | |
| 1着 | 1億1,000万円 | 1,900万円 | 69万円 | 58万円 | 2,000万円 | 202万円 | 43万円 | 23万円 |
| 2着 | 4,800万円 | 1,150万円 | 55万円 | 45万円 | 850万円 | 142万円 | 34万円 | 18万円 |
| 3着 | 3,400万円 | 840万円 | 46万円 | 37万円 | 600万円 | 107万円 | 28万円 | 15万円 |
| 4着 | 2,500万円 | 580万円 | 39万円 | 29万円 | 470万円 | 82万円 | 22万円 | 13万円 |
| 5着 | 2,300万円 | 470万円 | 36万円 | 25万円 | 430万円 | 73万円 | 19万円 | 12万円 |
| 6着 | 2,100万円 | 410万円 | 34万円 | 22万円 | 390万円 | 63万円 | 16万円 | 11万円 |
※2024年のデータ
※開催年によって変動する場合あり
競艇全レースの中で最も高い優勝賞金(1億1,0000万円)が設けられているグランプリ。
対して、優勝賞金2,000万円とSGの中では最も安い額に設定されているのがグランプリシリーズ。
それでも、一般G1優勝クラス以上の賞金が設定されているので「グランプリには及ばないが、1節を通して非常に稼げる大会」という認識で良いと思います。
グランプリシリーズ2025の出場選手一覧
続いては「2025年の出場選手」です。
先程ご紹介したように、グランプリに出場するのは獲得賞金ランキングの上位18名。
一方で、グランプリシリーズには賞金ランキング19位〜60位の計42名が出場します。
グランプリシリーズ2025の出場選手は以下の通り。
| 順位 | 名前 | 支部 | 獲得賞金 | 出場回数 |
|---|---|---|---|---|
| 19位 | 丸野 一樹 | 滋賀 | 75,111,000円 | 2年連続4回目 |
| 20位 | 吉田 拡郎 | 岡山 | 73,472,000円 | 3年連続10回目 |
| 21位 | 菅 章哉 | 徳島 | 72,566,733円 | 初出場 |
| 22位 | 瓜生 正義 | 福岡 | 72,337,000円 | 4年連続13回目 |
| 23位 | 山田 康二 | 佐賀 | 71,811,000円 | 3年連続5回目 |
| 24位 | 井口 佳典 | 三重 | 71.636.756円 | 4年連続10回目 |
| 25位 | 仲谷 颯仁 | 福岡 | 70,287,400円 | 2年連続6回目 |
| 26位 | 篠崎 元志 | 福岡 | 69,736,466円 | 9年連続12回目 |
| 27位 | 平本 真之 | 愛知 | 69,066,546円 | 3年ぶり10回目 |
| 28位 | 深谷 知博 | 静岡 | 68,923,546円 | 3年連続6回目 |
| 29位 | 河合 佑樹 | 静岡 | 66,602,146円 | 4年連続4回目 |
| 30位 | 片岡 雅裕 | 香川 | 65,709,733円 | 2年連続6回目 |
| 31位 | 石渡 鉄兵 | 東京 | 65,415,333円 | 3年連続14回目 |
| 32位 | 毒島 誠 | 群馬 | 64,961,000円 | 2年ぶり4回目 |
| 33位 | 塩田 北斗 | 福岡 | 62,862,720円 | 5年ぶり2回目 |
| 34位 | 大峯 豊 | 山口 | 62,420,200円 | 3年ぶり4回目 |
| 35位 | 松井 繁 | 大阪 | 62,316,000円 | 2年ぶり5回目 |
| 36位 | 吉田 裕平 | 愛知 | 61,995,546円 | 2年連続2回目 |
| 37位 | 森高 一真 | 香川 | 61,454,466円 | 3年連続13回目 |
| 38位 | 上野 真之介 | 佐賀 | 58,310,632円 | 8年連続8回目 |
| 39位 | 遠藤 エミ | 滋賀 | 56,761,332円 | 2年連続7回目 |
| 40位 | 赤岩 善生 | 愛知 | 55,295,546円 | 5年連続17回目 |
| 41位 | 前田 滉 | 愛知 | 54,864,000円 | 初出場 |
| 42位 | 山崎 郡 | 大阪 | 54,508,000円 | 5年連続5回目 |
| 43位 | 新開 航 | 福岡 | 54,504,000円 | 4年連続4回目 |
| 44位 | 羽野 直也 | 福岡 | 54,152,466円 | 2年ぶり7回目 |
| 45位 | 吉川 元浩 | 兵庫 | 53,858,133円 | 2年ぶり10回目 |
| 46位 | 湯川 浩司 | 大阪 | 53,352,966円 | 5年ぶり13回目 |
| 47位 | 前田 将太 | 福岡 | 52,661,799円 | 4年連続9回目 |
| 48位 | 渡邉 和将 | 岡山 | 52,177,000円 | 初出場 |
| 49位 | 萩原 秀人 | 福井 | 52,161,932円 | 2年ぶり10回目 |
| 50位 | 海野 康志郎 | 山口 | 52,152,000円 | 2年連続3回目 |
| 51位 | 中村 日向 | 香川 | 50,715,733円 | 初出場 |
| 52位 | 中野 次郎 | 東京 | 50,640,166円 | 3年連続11回目 |
| 53位 | 長田 頼宗 | 東京 | 50,382,399円 | 11年ぶり12回目 |
| 54位 | 入海 馨 | 岡山 | 50,257,000円 | 初出場 |
| 55位 | 岩瀬 裕亮 | 愛知 | 50,101,879円 | 4年ぶり3回目 |
| 56位 | 大池 佑来 | 東京 | 49,916,499円 | 4年ぶり2回目 |
| 57位 | 豊田 健士郎 | 三重 | 49,643,046円 | 2年連続2回目 |
| 58位 | 井上 一輝 | 大阪 | 49,552,133円 | 初出場 |
| 59位 | 篠崎 仁志 | 福岡 | 49,032,000円 | 7年ぶり5回目 |
| 60位 | 西村 拓也 | 岡山 | 48,636,600円 | 3年連続9回目 |
| 予備1 | 守屋 美穂 | 岡山 | 48,577,998円 | – |
| 予備2 | 椎名 豊 | 群馬 | 48,236,000円 | – |
| 予備3 | 稲田 浩二 | 兵庫 | 47,439,000円 | – |
| 予備4 | 山口 達也 | 岡山 | 47,279,665円 | – |
| 予備5 | 中辻 崇人 | 福岡 | 46,235,832円 | – |
惜しくもグランプリに出場できなかった上位選手が出場するのがグランプリシリーズ。
ですが、全国に約1,600名いる競艇選手の中の上位60名が出場する大会なので、日本トップレベルのレースが見られることは間違いありません。
毎年、グランプリに引けを取らない熱い戦いが繰り広げられているので、競艇を語る上では外せないレースと言えるでしょう。
グランプリシリーズで優勝するには?
計42名が出場するグランプリシリーズで優勝するには何戦勝つ必要があるのか?
分かりやすく画像を作成してみました。

グランプリシリーズは、一般戦とは異なり、段階的に勝ち上がっていくトーナメント型の構造になっています。
そのため、「何回勝てば優勝できるか」は、どのルートを通るかによって多少前後します。
まず全体の流れを押さえると「予選→準優勝戦→優勝戦」という3段階構成になっています。
①予選で必要な勝利数
開催序盤(1〜4日目)は予選期間。
この予選では、着順ごとの得点制が採用されており、単純に「何勝したか」だけでなく、安定して上位着を取れるかが重要になります。
ただし実務的には、「1着を2回以上もしくは1着+2着を複数回」といった成績を残さないと、準優勝戦進出(上位18名)は厳しくなります。
つまり、優勝を狙う選手は、予選の時点で最低でも1〜2勝がほぼ必須と覚えておいてください。
②準優勝戦での勝利
5日目に行われる準優勝戦は、得点上位18名のみが進出し、3つの準優勝戦が実施されます。
ここでは、各レースの上位2着以内(計6名)が優勝戦へ進出3着以下は脱落という非常にシビアな条件になります。
そのため、グランプリシリーズ優勝を目指すなら、準優勝戦での1勝は事実上必須と考えておいてください。
③優勝戦での勝利
最終日に行われる優勝戦は、6名による一発勝負。
ここを勝って初めて「グランプリシリーズ優勝」となります。
まとめると優勝までに必要な勝利数は「4勝前後」が優勝の目安と覚えておいてください。
全レースAI予想公開中🔥
| 無料予想累計成績 | |
|---|---|
| 戦績 | 89戦76勝13敗 |
| 的中率 | 85% |
| 回収率 | 726% |
| 平均払戻 | 6,000円 |
| 収支 | + 3,341,700円 |
毎週当たる予想を公開!
無料予想で一撃10万円超えの実績あり!
過去10年のグランプリシリーズの結果から分かる傾向
ここでは、過去10年のグランプリシリーズの結果を振り返っていきます。
| 開催回数 | 開催日 | 開催場 | 優勝者 | 着順 | 3連単払い戻し |
|---|---|---|---|---|---|
| 第39回 | 2024年12月22日 | 住之江 | 前田 将太 | 1–2–5 | 2,180円 |
| 第38回 | 2023年12月24日 | 住之江 | 深谷 知博 | 2–6–4 | 38,470円 |
| 第37回 | 2022年12月18日 | 大村 | 宮地 元輝 | 3–1–2 | 10,460円 |
| 第36回 | 2021年12月19日 | 住之江 | 新田 雄史 | 3–1–5 | 6,040円 |
| 第35回 | 2020年12月20日 | 平和島 | 深川 真二 | 2–3–1 | 9,530円 |
| 第34回 | 2019年12月22日 | 住之江 | 馬場 貴也 | 3–6–4 | 55,890円 |
| 第33回 | 2018年12月24日 | 住之江 | 平尾 崇典 | 1–3–4 | 1,380円 |
| 第32回 | 2017年12月24日 | 住之江 | 新田 雄史 | 1–2–4 | 1,820円 |
| 第31回 | 2016年12月25日 | 住之江 | 今垣 光太郎 | 1–3–6 | 2,410円 |
| 第30回 | 2015年12月23日 | 住之江 | 長田 頼宗 | 1–4–6 | 3,040円 |
過去10年の結果を振り返ると、一筋縄ではいかない性質を持つシリーズであることがはっきり分かります。
まず注目したいのは、開催場とレース傾向の関係性。
直近10年のうち、8回が住之江競艇場で開催されており、グランプリシリーズは事実上「住之江開催が基本」と言っていいでしょう。
住之江はナイター開催・うねりやすい水面・イン有利とされがちな一方で、SG級メンバーが揃うとイン一辺倒にならないという特徴があります。
実際、優勝戦の着順を見ると、「1コース逃げ一色」という印象とは異なり、2コース・3コースからの優勝も複数回発生しています。
特に2021年・2022年は3コースからの優勝であり、スタート力と展開力を兼ね備えた選手がコース不利を覆しているという点も押さえておいてください。
3連単配当が示す「シリーズの荒れやすさ」
次に注目すべきは、3連単の払い戻し金額。
過去10年の配当を見ると、
- 1,000円台〜3,000円台の堅い決着
- 1万円超えの中波乱
- 3万円〜5万円超の高配
が混在しており、配当の振れ幅が非常に大きいことが分かります。
特に、2019年(55,890円)・2023年(38,470円)といった高額配当は、「SG級選手同士の実力拮抗+住之江水面」が組み合わさった結果と言えるでしょう。
これは、グランプリシリーズは実力差はあるが、モーター・展開・進入の影響を強く受ける大会ということ。
初心者が「年末の大舞台だから堅い」と考えてしまうと、配当面で大きなチャンスを逃す可能性が高いシリーズとなっています。
過去の優勝者から分かる「勝てる選手像」
優勝者の顔ぶれを見ると「今垣光太郎、新田雄史、馬場貴也、深川真二」など、SG・G1で実績十分のトップレーサーが並びます。
一方で、いわゆる「その年の絶対王者」ばかりではなく、グランプリ出場を逃した悔しさを抱えた実力者が結果を出している点も見逃せません。
これは、グランプリシリーズが
- モチベーションの高い選手
- 年末にピークを合わせてきた選手
が結果を出しやすい大会であることを示唆しています。
単なるネームバリューよりも、直前の調子・スタート力・住之江適性を重視する必要がある大会と捉えていいでしょう。
まとめ|グランプリシリーズについて
ここまで競艇グランプリシリーズ2025の予想について解説してきましたが、いかがでしたか?
最後に本記事のまとめを一覧形式でご覧ください。
グランプリシリーズとは?
- 獲得賞金19位〜60位の選手が出場
- 優勝賞金はグランプリの1/5以下(2,000万)
- グランプリよりも荒れやすい
- 優勝するには4勝する必要がある
グランプリよりも注目度は薄いものの、実力のある選手が数多く出場するグランプリシリーズ。
グランプリと合わせて予想すれば、競艇への知見をもっと深められるはずです!
ただ、やはり「グランプリの予想に参加する!」という方が多いでしょう。
そんな方のために、 当サイトではグランプリに関する攻略記事も用意しています!
競艇歴30年以上の知見を活かした予想を公開しているので、是非チェックしてみてください。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
※LINE公式アカウントがシステムの不具合により、2025年6月18日から新しいアカウントになっています。
既に登録の方にはお手数ですが、下記から再度登録をお願いします。
競艇には、言わずとしれた「稼ぎやすいレース」が存在します。
しかし、末端の一般人ではそういった情報は手に入りません。
競艇予想サイト解体新書では、数々の予想サイトを検証するにあたって有益な情報網を獲得しています。
そういった情報網から得られる「注目するべきレース」の情報をLINE公式アカウント登録者限定で配信する用意があります。
参考にする、しないは皆さん次第。
ここでしか手にすることのできない情報を、ぜひ有意義に活用してもらえればと思います。

