女子競艇選手の死亡事故を紹介！死亡理由や原因まとめ

今回取り上げるのは少しシリアスな議題。

女子競艇選手の死亡事故についてご紹介させていただきます。

2022年には中田達也さん(享年29歳)、小林晋選手(享年44歳)のお二人がレース中に帰らぬ人となり、競艇は危険なスポーツであることを世間に改めて知らしめました。

常に危険と隣合わせの中私達を楽しませてくれた勇姿に敬意を払い、過去の事件について確認していきましょう。

競艇選手の死亡事故について

まずは過去に起きたすべての死亡事故について見ていきます。

一覧にまとめたのがこちら。

しかも死亡平均年齢は34歳とかなり低く、若くして命を落としている方も少なくありません。

年々安全対策は強化されているものの、2022年には2名亡くなっていることから分かるように、まだまだ課題が多いのが現状です。

競艇選手の死亡事故で多い原因は？

次に競艇選手が死亡する原因を見ていきましょう。

競艇で起こりうる主な死亡事故は転覆事故と衝突事故の2つです。

それぞれの特徴について解説していきます。

転覆事故

まず死亡要因としてあげられるのが転覆による死亡事故です。

転覆をしてしまうと失格となりますが、それだけで済めば幸運と言えます。

以下の動画をご覧いただくと、転覆事故がいかに危険かが分かるでしょう。

転覆は主に他の艇との衝突や、ターンの際にバランスが崩れることで起こります。

水面とはいえその衝撃は凄まじく、コンクリートに叩きつけられる程の衝撃があると言われているので決して軽視して良い事故ではありません。

衝突事故

次に紹介するのは転覆事故よりも死亡に繋がりやすい衝突事故についてです。

衝突事故はその名の通り艇が物に衝突してしまうこと。

その対象は艇に限らず、投げ出された人間に直接衝突してしまうことがあります。

競艇は時速80キロ以上で走行しているため、その衝撃は計り知れません。

少々閲覧注意ですが、下記動画をご視聴いただければ衝突事故の驚異が理解できるかと思います。

女子競艇選手の死亡事故を紹介

ここからは実際に死亡した女子競艇選手を紹介していきます。

過去女子競艇選手として死亡事故があったのは2名。

どちらも衝撃的な内容となっていますのでご覧ください。

木村厚子

アイドルレーサーとして競艇界のイメージアップに大きく貢献してきた彼女でしたが、悲劇は突然起きてしまいます。

2003年5月24日、津競艇場第7レースで1号艇として出走した木村選手は2マークを旋回しようと失速したところ、後続艇がこれを避けきれずに衝突。

木村選手は落水、受傷し病院へすぐに搬送されましたが、翌25日に帰らぬ人となってしまいました。

鈴木 詔子

氏名	鈴木 詔子(すずき しょうこ)
享年	52歳
死亡年月日	2013/11/02
事故競艇場	下関
階級	A級

鈴木詔子さんの死因は過去の事故の中でも一際衝撃的な内容となっています。

事故は2013年11月2日、下関競艇場での練習中に起きました。

鈴木さんが練習のために水面にあるボートを移動させようとしたところ、通常ではあり得ない程の速度で急発進。

そのまま2マーク奥のコンクリート壁に激突し、脳挫傷のため死亡しました。

当時は「ベテラン選手である鈴木選手がこんなミスをするはずがない」と皆さんが思っており、今でも何故急発進をしてしまったのかは解明されていません。

《番外編》 女子競艇選手関連の死亡事故

ここからは直接女子競艇選手が亡くなった訳ではありませんが、関連の方に不幸があった事故をご紹介します。

やまと学校訓練生の死亡事故

まずご紹介するのはボートレーサー養成校「やまと学校」の訓練生だった水城佑理さん。

死亡事故を起こさないように日々訓練している「やまと学校」において事故に遭い、帰らぬ人となりました。

事故の詳細についてはボートレース公式サイトで公表されています。

平成28年5月19日（木）午前10時36分ごろ、一般財団法人日本モーターボート競走会やまと学校第2水面において、模擬レースの訓練中、訓練生が操縦するボートに他のボートが衝突し、19歳の女子訓練生1名（第119期生：平成27年10月入学）が亡くなるという事故が発生しました。
事故発生後、久留米市内の病院に搬送されましたが、同日午後6時22分、懸命な治療の甲斐もなく死亡いたしました。
 
＜小池会長のコメント＞
お亡くなりになられた訓練生のご冥福をお祈りしますとともに、ご遺族の皆様には心より深くお悔やみ申し上げます。若い尊い命が失われたことは本当に残念でなりません。
再びこのような痛ましい事故を惹起せぬよう、当会をあげて事故の未然防止に努めてまいります。
(引用元：ボートレース公式サイト)

まだ競艇選手としてデビューも果たせずにこの世を去った彼女の苦しみは計り知れません。

彼女の死は競艇が危険なスポーツであること、そしてこれからの競艇界の安全対策について大きな課題を示したくれたことでしょう。

競艇関係者及び「やまと学校」の教員の皆さんは安全を第一に考え指導をしていただきたいと思います。

佐々木裕美選手の夫・坂谷真史選手の死亡事故

次に紹介するのは女子競艇選手本人の死ではなく、その夫の死亡事故についてです。

皆さんは佐々木裕美選手と坂谷真史選手という競艇界のビッグカップルをご存知でしょうか。

二人とも実力はかなり高く、競艇ファンであれば知らない方はいません。

彼らの結婚は大変嬉しいニュースでファンは歓喜していましたが、2007年2月26日に悲劇は起きてしまいます。

佐々木裕美選手の夫である坂谷真史選手がレース中に事故に遭ってしまいました。

事故の内容は艇同士の衝突による転覆事故。

その結果、坂谷真史選手は脳幹裂傷と頭蓋骨骨折を負い、必死の救命活動も虚しく命を落とします。

享年26歳、若手のホープとして期待されていた彼の死は競艇ファンに衝撃を与え、何より妻である佐々木裕美選手を絶望させました。

しかし、佐々木裕美選手は現在も競艇選手として懸命に活躍しており、2022年3月に行われた「G3津オールレディース　マクール杯」では見事優勝。

夫を亡くした悲しみを乗り越え、素晴らしい結果を残しました。

これからも坂谷選手が天国から佐々木選手の活躍を願っていることでしょう。

サメによる競艇選手の死亡事故はある？

実は競艇選手の死亡事故をネットで調べて見ると、「サメ」というキーワードが関連して出てきます。

しかし、サメによる死亡事故は1件もありません。

おそらく競艇場には海に隣接している箇所もあることから、サメを連想する方が多かったのでしょう。

女子競艇選手の死亡事故まとめ

ここまで女子競艇選手の死亡事故をご紹介してきましたが、如何だったでしょうか？

今回は女子競艇選手に限定して書きましたが、死の危険はすべての競艇選手に共通しています。

過去約70年間の間に33件、2年に1回程のペースで死亡事故が起きているということです。

水上で行う競技である以上、ある程度の事故は仕方がないかもしれませんが、まだまだ改善の余地があるはず。

選手・ファン両者が安心して楽しめる競技になることを願います。

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